« 検体番号09 <SOUNDS・・・AND STUFF LIKE THAT!!> | トップページ | 検体番号11 <HEAVY METAL BE-BOP> »

検体番号10 <KOREKATA>

10 今回解析するのは、私の大好きなギタリスト「是方博邦さん」の<KOREKATA>(1993年発表)です。一番好きなギタリストは?と質問されたら、(和田アキラさんは勿論)「是方博邦さんです」と即答です。ソロ、野獣王国、OTTOTTRIO、参加作品等幾つか(全てではありません)所有していますが、私の中ではこの作品が一番好きです。参加ミュージシャンは本人以外全て外国人でロサンゼルス録音のアルバムです。その曲順と参加ミュージシャンのリストは

01.HEART OF EARTH
02.ORANGOUTAN TWIST
03.哀愁のクジラ
04.PUMA GANG
05.SILVER CAT
06.ペンギンの初恋
07.ZOO-ZOO-ZOO
08.PURPLESAURUS
09.ROMANCING BIRDS


(g
)是方博邦、デェビッド・ウィリアムス (b)フレディ・ワシントン、ジョン・ペナ、ジミー・ジョンソン (k)スティーブ・ポーカロ、ラッセル・フェランテ (d)ジョン・ロビンソン ウィリアム・ケネディー、アレックス・アクーニャ (sax)ジェラルド・アルブライト (pac)アレックス・アクーニャ その他

以上の様な豪華ラインナップとなっています。しかし、そんな事抜きにしても(おいおい・・・)、ホント、いい作品ですよ。今回のアレンジは「デェビッド・ウィリアムス、アレックス・アクーニャ、ラッセル・フェランテ」に全て任せて、本人曰く「まな板の上の鯉」状態だったそうです。その為か、プレイ自体は“是方印”なのですが、ギターサウンドは前作(MR.HEART、これも名作)とは幾分か違った音になっているみたいです。

それは、資料によると4曲目の「PUMA GANG」のギターソロは3テイクでOKになったそうです。しかし、そのソロをもう一度同じように弾いて(弾かせられて)ユニゾンさせられたり、デェビッド・ウイリアムスはギターアンプを是方さんに貸したばかりか、セッティングとコントロール調整もデェビッド本人が行い、是方さんには一切触れさせなかったり・・等といったことがあったそうです。それがその要因のひとつかもしれませんね。(もちろん本人の意識とかも当然関係しますよね)しかし・・・

これだけのアレンジャー(3人)と多数の参加ミュージシャンのおかげで、ある意味「バラエティーに富んだ作品」になったのは確かなのです。でも・・・出てくるフレーズはやっぱり味わい深い「是方さんそのもの」なんですよね。

ただひたすら気持ち良い・・それがこのアルバムの全てです。

・・・さて、ここが私的FUSION・・・

3曲目の「哀愁のクジラ」・・・名曲ですよ。この曲はラッセル・フェランテのアレンジです。本人談ですが、「メロディーは全然いじられなかった。しかしコード進行とコードボイシングは変えられた。」そうです。本人はそれが凄くよかったと話していました。「本当に自分の曲?」と思ったそうです。それが功を奏したのか、メロディーがとても印象的で美しく際立っています。中盤のスライド・ギターも効果的です。それと、是方さんの「切ない」ギターが「仲間のいない一頭のクジラが哀愁を漂わせ大海原をゆっくり泳いで行く」そんな情景を描かせてくれます。「切なさ」「悲しさ」を表現できるギタリストは本当に少ないと思います。是方さんの場合、これに「優しさ」が加わるのです。・・・無敵です。

是方さんの醸し出す「切なさ」「悲しさ」「優しさ」と、私の「切なさ」「悲しさ」「優しさ」の同調。ここが私的FUSION。

追伸>ジャッケット写真のYAMAHA・パシフィカギターはこのアルバムでは使用しなっかったそうです。使用したのは、材質が違うYAMAHA・MGギター2本と、フェンダー・ストラト(63年・ピックアップはダンカン)だそうです。

蛇足情報***1993年のヒット曲*** 初恋、悲しい色やね、君に胸キュン、う・ふ・ふ・ふ (今回は何故か私の好きなミュージシャンを掲載しました。)

それじゃ。また。

にほんブログ村 音楽ブログへ

|

« 検体番号09 <SOUNDS・・・AND STUFF LIKE THAT!!> | トップページ | 検体番号11 <HEAVY METAL BE-BOP> »

コメント

なにげに「ミスターハート」を持っています。FUSIONさんの解析を読んで、「KOREKATA」も買ってみようかなあと心が動いています。今でも売ってますよね?

投稿: major_keys | 2005/10/16 21:10

major keysさん。コメントありがとうございます。
「KOREKATA」お勧めです。新品は販売されていないとは思いますが(不明)、中古なら結構出ている様です。「ミスターハート」楽曲は良いのですが(勿論大好きなのですが)、音質がいまいちと思いませんか?。しかし「KOREKATA」は曲よし音質よしプレイよしと申し分ございません。(ちなみに私が所有しているのは初版の紙ジャケットですが、再販は通常のプラスチックケースだったと記憶しています。)
何れにせよ、「買ってみようかなあと心が動いています。」と思って頂いただけで嬉しいです。

投稿: FUSION | 2005/10/16 23:16

是方さんについてはあちこちで書いたけど、
ソロよりサポートの方が好きなんですよ。
ボーカルのバックは別にして、また、
高中さんのバックはメインじゃないから除外です。
松岡直也グループに始まって本多俊之ラジオクラブ、JIMSAKU、そしてサポートではなくメンバーだけど、OTTOTRIO、野獣王国ですね。

僕は日本人ミュージシャンを主体に聞いているから、このアルバムでの演奏より難波弘之さんや本田雅人さんなどのバックのバージョンが良いですね。

投稿: WESING | 2005/10/17 00:17

WESINGさんへ。コメントありがとうございます。やはりWESINGさんも是方さんが好きでしたか(笑)。いいですよね。私の場合、ソロ、サポート、バック、参加ミュージシャン云々にかかわらず、是方さんのギターサウンドが好きなのです(かなりミーハー)。是方さんの優しさが感じられるギターなら、どの作品でも大好きです。(その中でも「哀愁のクジラ」が大好きです。)

投稿: FUSION | 2005/10/17 12:34

どこにコメントして良いか迷いますが、ここに。

今年は是方さんの初期2作品のCDでのリリースがあるようで、初CD化作品が多すぎて嬉しい悲鳴です。
なかなか買えないんですけどね。

今年もよろしくお願いします。

上のコメントと名前が変わってますが。(笑)

投稿: SaToshi | 2013/01/01 16:44

SaToshi さんへ。コメント感謝致します。

あけましておめでとうございます。

早速のご挨拶ありがとうございます。
是方さんの初期2作品がCD化は正直びっくりですネ。プリズム関連にも驚かされましたが、、、。

今年もよろしくお付き合いください。

投稿: FUSION | 2013/01/01 18:41

お久しぶりです!
今年もよろしくお願いします。
The Listener of Music Media
↑↑↑
ブログを見ていて、私もビックリしました。

プリズム関連でも何か驚かされる事が、
最近にあったのですかーー??

うーん、これも見過ごしてますねー。
良かったら教えて下さいませ。

投稿: Kenny U | 2013/01/01 23:07

Kenny U さんへ。コメント感謝致します。

あけましておめでとうございます。
私の方こそご無沙汰しています。
このところ貴重なアルバムの再発・CD化が続いています。PRISM、深町さん、そして是方さん、、、ファンとしては嬉しいのですが、、、優先順位が、、、大人買いするにも先立つモノが、、、(涙)

投稿: FUSION | 2013/01/02 00:00

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 検体番号10 <KOREKATA>:

» 是方博邦 [Kenny's Music&Cinema&Books]
是方博邦 『KOBE KOREKATA』 1983年 是方博邦のソロ・デビュー・アルバム ビクター音楽産業(株) VIH-28116 (2,800円) <レコード帯に記載の紹介文> 神戸が生んだ大物ギタリスト・快心のデビュー作!! パステル・カラーのギターサウンド、でもスピリットはモノトーン。 KOBE KOREKATA/是方 博邦(1983) Side=A 1.CHURCH ON THE HILL(4:05) 2.WALKIN'(IN MEMORIES KOBE) ... [続きを読む]

受信: 2013/01/19 11:44

« 検体番号09 <SOUNDS・・・AND STUFF LIKE THAT!!> | トップページ | 検体番号11 <HEAVY METAL BE-BOP> »