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検体番号06 <Day Break>

6 今回解析するのは、「松岡直也さんの<Day Break>(1979年発表)です。

ブラバンの先輩でもある私の師匠が、ある日「こんな音楽いいよな」とカセットテープを貸してくれました。私はその曲がとても気に入り、毎日聴き入っていました。その曲は「カリフォルニア・シャワー」という渡辺貞夫さんの作品でした(名盤中の名盤、今更説明不要ですよね)。しかしこともあろうか、さすがに毎日聞いていると飽きてきて(このばちあたりが!!)、先輩に「何か面白い曲ないですか。金管楽器とか入ったやつで、派手なやつがいいんですけど」といってソニーの「AHF-60」(知ってる人だけうなずいてね)を手渡し録音をお願いしました。先輩は「いいのあるよ」といってニコニコして二つ返事でOKしてくれました。しかし、前回も同じようなパターンで「何か渋いのないっすか?」とお願いしたら(シャレで)「演歌BEST」を持ってきた彼の事、今度も「ポールモリアとかだったらどうしよう(ファンの方、ごめんね)」と不安がよぎりました。次の日の放課後、「ほらよ」と差し出された(なぜか)紙袋に入れられたカセットテープが・・・?。早速音楽室で聞こうと思ったら、「他の奴らに見つかると俺も俺もとうるさいから学校ではあけるな、聴くな」と命令され、しぶしぶ約束どおり家に帰ってから聴きました。カセットをステレオにセットしてスタート。・・・・「かっこいい。」・・・・先輩ありがとう。やはり師匠、よく分かってるな・・・作品は「Day Break 松岡直也&His all stars」とカセットレーベルに御丁寧にも強烈に下手くそな字でそう記されていました。・・だが・・しかし・・カセットテープは「CHF-60」にすりかわっていたのでした。***それからLP、CDの再発とも購入し私の宝物、勿論CHF-60もネ。

さて・・・ここが私的FUSION・・・

このアルバムはビッグバンド的ではありますが、個々のミュージシャンの緊張感と存在感がはっきりと伝わってきます。今となっては大御所的なミュージシャンも若かりし頃はこんな緊張感のなかで演奏していたんだなと思うと嬉しくもあり、あの頃(1970年後半頃)が懐かしく、「新鮮な感動を再び・・・」と思うのは私だけでしょうか?。(おやじですから・・・)

JAZZ LIFE1994・6月号でポンタさんは「松岡さんは、こんなドラム(ポンタさん)がいるんだってぴっくりして、それでバンドを組む気になったみたい。それで俺が土岐英史、向井滋春、伊藤たけし、清水靖晃、高橋ゲタ夫とかいった若いミュージシャンを集めてきたの。」とコメントしていました。このアルバムでは松岡さん、向井さん、土岐さん、清水さん、伊藤さん、ポンタさん、山木秀夫さん(パーカッション!!)等、現在の音楽シーンを支えるミュージシャンが一同に集結し、「松岡直也&WESING」 は勿論、 「KYLYN」 にも発展したと私的に解釈しています。大事件ですよ。これをFUSINOと言わずして何をFUSINOと呼ぶのであろうか。また、松岡さんは、多分この作品でそれを予測していたんでしょう。「DAY BREAK(夜が明ける)」のアルバムタイトルで、「THE DARK NIGHT(闇夜)」、「HORIZON(水平線)」、「AMANECER(スペイン語で夜明け)」等、夜が明けて、新しい時代の始まりを暗示する曲名と、そして演奏。・・・必ず大音量で聴いてください。・・・是非。

蛇足情報***1979年のヒット曲*** 夢想花、燃えろいい女、水色の雨、美・サイレント

それじゃ。また。

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コメント

うわ~っ!これを持ってきましたか。
凄く驚きました。
それで、カセット・テープに録音してもらって聞いたのはいつ頃なんですか?
僕が初めて聞いた松岡さんのアルバムは、その2ヵ月後にリリースされた「THE WIND WHISPERS」で、「DAYBREAK」はその後の再発盤で初めて聞きました。(2度目の再発盤はジャケットが違っていたかな。)
この頃はギタリストが好きだったので、ウィシングを聞いた後のこのアルバムは物足りない感じがしてあまり聞かなかったです。
当時日本人で本物のラテンを演奏できるのは松岡さんくらいなもので、松岡さんの意図する所まではいかなかったそうです。45周年記念アルバム「EMERALD」でふたたびラテン・ジャズを演奏されています。リ・メイク曲があるので聞き比べて見るのも面白いと思います。

投稿: WESING | 2005/10/05 12:12

WESINGさん、いつもありがとうございます。このアルバムは本当に気に入っています。はじめて聴いたのは正確に覚えていないんですが、発売されてから6~7ヶ月位たってからだったと思います。(昔は平気で1年位店頭に並んでいましたよね・・私の田舎だけですか?)この作品と「THE WIND WHISPERS」、「MAJORCA」は外せませんよね。それと松岡さんの意外な作品のある曲が大好きなんですが、それも解析予定です。現在も「ラテン=松岡さん」は私の中では不変です(熱帯JAZZ楽団も松岡さんの匂いを感じますね)。しかし「ハートカクテル」あたりから一寸疎遠のなってしまったのですが・・・: WESING さんの"45周年記念アルバム「EMERALD」でふたたびラテン・ジャズを演奏されています。リ・メイク曲があるので聞き比べて見るのも面白いと思います。"・・そうですか。購入決定ですね・・まずい、ほしい物があり過ぎる。

投稿: FUSION | 2005/10/05 16:20

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