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検体番号07 <KEEP DG-581>

DG-581 KEEP(キープ)といえば・・?「ボールをキープする」 「ボトルをキープする」 「彼氏(彼女)をキープする」 「消しゴム?」・・・など、いろいろ連想するでしょうが・・・「俺なら深町純さんだな」と思ったあなた。FUSION度120%で合格です(何に合格なんだ?)。

という訳で、今回解析するのは「KEEP DG-581」(1981発表)です。毎回同じですが「大好きです」。深町 純さん、和田 アキラさん、富倉 安生さん、山木 秀夫さんを中心に、関川 ミキさん、清水 靖晃さんという斬新なメンバーです。このメンバーなら出てくる「音」は「テクニカル」で「個性のぶつかり合い」を期待しますよね。ところが・・確かにテクニカルではあるんですが、これだけ個性の強いメンバーなのに凄い「調和」を感じます。しかし、その調和とは約束(予定)された調和などではなく・・・言葉ではうまく表現できないのですが、「個々がその曲に対してメンバーにしか理解できない共通のイメージを描いて自由に演奏している。」そんな印象を受けます。例えるなら「複雑なパズルをこのメンバーが無言で、しかも迷うことなく完成させて行く。しかも完成されたパズルはモノクロ写真」(ますます解らなくなってしまったかな?)といったところでしょうか。私の場合、その出来上がったモノクロパズルの絵が毎回違うんですよ。だから、いつ聴いても新鮮。今でもCD(LP)をセットしてスタートボタンを押すたび緊張と興奮します。こんな作品そう無いですよ。いかがでしょうか。

さて・・・ここが私的FUSION・・・

ほとんど先に書いたことが全て「私的FUSION」なのですが、この作品で特に注目したいのは、山木秀夫さんのドラムです。まず、普通のドラマーと何か根本的に違うと思いませんか? この方のドラムは、パーカッションのひとつとして「ドラムス」を演奏しているのではないのでしょうか。(打楽器なのだから当り前と言われればそれまでですが・・・)だから、KEEPではドラムを叩くというよりも「パーカションを演奏する」といった感覚でドラムスを操っているのではないでしょうか。私はドラムのことについてはあまり詳しくありませんが、このバンドで山木さん以外の人がドラムスを叩く姿と、出てくる音を想像できないのです(他のメンバーももちろん同じ。それは後の1995年に発表された「KEEP ALIVE」でもオリジナルメンバーで演奏され証明されています。この4人以外でこのKEEPは絶対ありえません!!!)。つまり、山木さんをはじめ、このメンバーの集合体がもう私にとってのFUSIONです。

<追伸>

この作品に一曲だけ「Never Ending Sad 」というボーカル曲があります(このアレンジ大好きです)が、ボーカルの「関川 ミキさん」の情報がありましたら是非、教えてください。

蛇足情報***1981年にヒットした曲*** ルビーの指環、夏の扉、みちのくひとり旅、ロンリー・ハート(竹田さん)

それじゃ。また。

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コメント

KEEPも好きなバンドでしたが、
深町純さんの音楽は'75年くらいから聞いていたので、このバンドも深町色が強いと感じるんですよね。
Dance Of Paranoia Ops.3が登場したし。(笑)

ポンタんさんの本に「一緒にやるやつの個性もクソもない。全部『深町譜面』で、それ見て演奏できるかできないかだけなの。俺も結構鍛えられましたよ。」って書かれています。
だから、山木さんの個性があったのかどうかというのも疑問なんですけどね。

関川ミキさんについてはあまり興味を持たなかったし、その後どうしているのかまったく知りません。

投稿: WESING | 2005/10/07 14:55

コメントありがとうございます。山木さんのドラムですが、この時期に発表されている作品、特にアプローチの面で「KAZUMI BAND」での演奏と、KEEPの山木さんの演奏とは共通点があると思うのですが・・・ちなみにDG-581は「全曲ほぼ1テイク」だったそうです。

関川ミキさんですが・・そうですか、やはり情報ないですか。知合いに聞いても誰一人知らないんですよね。もしかしてWESINGさんなら知っているかとおもったのですが、残念です。関川ミキさんがソロアルバムか何かを出して、このメンバーが演奏して・・・なんて事を期待したのですが(笑)

投稿: FUSION | 2005/10/07 15:48

> 山木さんのドラムですが、この時期に発表されている作品、特にアプローチの面で「KAZUMI BAND」での演奏と、KEEPの山木さんの演奏とは共通点があると思うのですが・・・

僕にはそういう演奏面のことは分かりません。(^_^ゞ
メロディーとか全体のサウンドが自分の好みかどうかで聞いているものですから。

投稿: WESING | 2005/10/07 23:59

major_keysです。しばらくです。
なにげに「KEEP ALIVE」を持っています。あんまり真剣に聴いていなかったのですが、マハビシュヌ・オーケストラみたいな曲があったような。

投稿: major_keys | 2005/10/08 15:51

major_keysさん、コメントありがとうございます。
やはり「KEEP ALIVE」持ってましたか。(笑)
「DG-581」に比べて和田さんのギターが前面に出ていますよね。友人のROCKギタリストに聞かせると「プログレ」ぽいと言われるのですが、「マハビシュヌ・オーケストラ」ですか、なるほど、それもありかも知れませんね。「KEEP ALIVE」と同時期に発表された「W.I.N.S」もいいですよ。でもmajor_keysさん持っていそうですね。(笑)
<追伸>
またFUSION以外でもコメントさせて下さい。いいですか(笑)

投稿: FUSION | 2005/10/08 21:03

major_keysです。どうもです。
持っているのは「KEEP ALIVE」だけです(笑)確かにこれはプログレですね。マハビシュヌっぽいのは4曲目でした。「火の鳥」をハードにしたような感じです。
深町さんの音楽はよく知らないんです。昔、キーボードマガジンでよく辛口のコメント(顔写真つき)をしていて「怖い人だなあ」という印象がありました。

PS:FUSION以外でもどんどん書き込んでください!

投稿: major_keys | 2005/10/08 21:48

早速の返信、ありがとう御座います。
“辛口のコメント(顔写真つき)をしていて「怖い人だなあ」という印象がありました。”彼のHP(名前のところでリンクしてあります)を読むと・・やっぱり怖いです(笑)。でも、よく読むと納得させられてしまうし、特に「シリアスなテーマで」では大村憲司さんの再販CDを例にとって予想はしていてもショックなコメントが記載されています。なんか・・困りましたね・・。

投稿: FUSION | 2005/10/08 22:02

「シリアスなテーマで」で書かれているアルバム「六喩」が深町さんとの出会いです。
CD化は難しそうですね。
小遣いだけでは何枚ものレコードを買うのは無理だから、売ったんですよね。音源は残しているんだけど。(苦笑)

投稿: WESING | 2005/10/09 10:11

深町さんのコメントで
“僕の「Jun Fukamachi & New York All Stars Live」というアルバムもアルファだが、既に二度再発されていて、二度ともインディーズである。つまりソニーは再発を拒んだわけである。”・・・
商業的に利益を見込めないと、いい音楽を形(CD)として残して行くのは無理なんでしょうかね。悲しい事です。でも現実なんですよね。(いい加減年とってくると、全て否定できない自分もなんだかな~(悲)と言ったところです。)
“ヤフー・オークションで3万円以上の高値で取引されているにも関わらずである。”・・・驚嘆。もうLPじゃなくて骨董品の世界ですよね(苦笑い)

投稿: FUSION | 2005/10/09 12:52

22日、深町純さんが逝去されたということを知りびっくりしました。

DG-581を聞きながら…
合掌。

投稿: Cleartone558 | 2010/11/23 22:58

Cleartone558さんへ

ショックです。本当に残念です。それ以外の言葉が見つかりません。

心からご冥福をお祈り申し上げます。
合掌

投稿: FUSION | 2010/11/23 23:27

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