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2006/08/18

検体番号63 Disc Guide Series 01 FUSION(ディスク ガイド シリーズ01 フュージョン)

631 今回紹介するのは、「シンコーミュージック」出版の、<Disc Guide Series 01 FUSION(ディスク ガイド シリーズ01 フュージョン)>(2000年出版)です。

このブログを御覧の方々は相当数のCDを所有なさっていると思いますが・・・さて、CDを購入する場合、如何なる理由と基準でそのCDを選ばれたのでしょうか?

前からほしかったから。友人に薦められたから。雑誌のレヴューで気になって。参加ミュージシャンにつられて。ジャケットが気に入って。単純にファンだから。試聴したら気に入って。懐かしくて。安かったから。つい魔が差して・・・様々かと思います。

私の場合、「前からほしかった」「懐かしくて」「安かったから」の複合だったりします(笑)。ブック・オフの異常なる進出がそれに拍車をかける原因だったりします(つい魔が差しても多分に有り・・・笑)

ただ、やはり「あれも、これも」と言うわけにはいきません。それなりの「下準備」が必要になってきます。つまり、この作品はこんな感じ・・・とか、こんな参加ミュージシャンが・・・と言った予備知識を入れておかないと、・・・例えば「欲しいCDが複数枚ある場合、どれを優先させるか」何て言う時の判断材料になりますよね。

そこで今回紹介するこの本は、そんな「いざと言う時に最適な一枚です」・・・と、何だかテレビ・ショッピングみたいになってきました(笑)

この本は、FUSION御意見番、私が密かに尊敬する「熊谷美広さん」が企画・監修された、言わば「フュージョンに関するデータBOOK」です。

因みに、内容は・・・
国内外、合わせて500枚の作品をA5判/192頁に渡り、一枚ずつレビューされています。実際、書かれている内容が実にコンパクトで的を得ています。まさにレヴューの鏡です。決して私のブログの様に長く、理屈っぽく有りません。やはりプロの書く文章は見習うべき点が多々ありますね。レヴュー担当者の好みにもよりますが、聴き所と欠点?(と言うか難点?)をもずばり指摘されたり、結構辛口なところも所々に見受けられます。(あくまでもレヴュー担当者の個人的見解ですので、一概に信用は出来ませんよね・・・念のため!)

また、そのアルバムへの参加ミュージシャン(国内編は割愛されていますが)は元より、発表年、レーベル名、レーベル番号、勿論ジャケット写真がカラー(一部モノクロ有り)で掲載されています。このカラー写真が重要で、店頭でCDを見た時の印象度と識別度が断然違います。

尚且つ、カテゴリー分類が実に親切です。その分類とは
OVERSAS(海外フュージョン)、DOMESTIC(国内フュージョン)、POPS & ROCK(フュージョン周辺)、CLUB(クラブ・シーンのフュージョン)、HISTORY OF FUSION(フュージョンの歴史)、補足資料~メンバー・クレジット
と言う充実度です。

この本が出版されるまでは、フュージョン関連の資料となると皆無の状態で、雑誌の特集や記事、レヴューが中心でした。その為、情報を得られないと、最後まで出会えなくて廃盤・・・などと言う残念な事になっていた訳ですね。

632 実際、この本も実は熊谷さんが解説している「JAZZ LIFE」の1993年7月号、54~65頁に組まれた「フュージョンこそコンテンポラリー!」と言う特集の最終発展系だと思っています。事実、前記した「HISTORY OF FUSION(フュージョンの歴史)」はこの文章とほぼ一緒だったりしますし、その「JAZZ LIFE」に掲載された「フュージョン 怒涛の100枚」も網羅されていますしね。

私はこの「JAZZ LIFE」の1993年7月号を購入したお陰で幅が広がりましたし、勉強にもなりました。ですから、今回紹介した本が店頭に並んだ時は本当に嬉しかったですね・・・本当に。

この本を片手にJAZZ・FUSION関係のサイトを見るとまた違った楽しみがありますよ。「そういう捉え方もあるのか」「全く正反対の意見ですね」「全く一緒じゃないか・・(苦笑)」など等。実に面白いですよ。

これだけの資料ですから・・・つい盗・・・いや「大胆な引用」をしたくなるところですが、そこはグッとこらえて、控えめに参考にさせて頂いております。今後も重宝するであろう有難い一冊です。

もし、このレビューが気になった方は大型書店で音楽関係の書籍売り場を見てください。今回紹介した「Disc Guide Series」はフュージョンだけでなく、驚くほど多くのジャンルがシリーズ化されています。AOR、UKプログレッシヴ・ロック、ジャパニーズ・シティ・ポップ、ユーロ・プログレッシヴ・ロック、・・・等、そのジャンルは20種類以上に及んでいます。是非一度御覧下さい。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

それじゃ。また。

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コメント

こんばんわ。
これ結構前に書店で見かけて‘どうしょうかな・・’と悩んで、結局買うのは止めました。
なんかね、熊谷氏のレビューは的を得すぎてる・・ていうか読んでて悔しくなる(笑)んでちょっと反発感じてます。
・・上手い人には敵わないですな。(爆)

投稿: elmar35 | 2006/08/18 21:33

elmar35さんへ。コメント感謝致します。

やはりご存知でしたか。
>悩んで、結局買うのは止めました。
私の場合、AORも一緒に買おうか悩んで、結局1枚にしました(笑)

確かに「・・・悔しくなる(笑)んでちょっと反発感じてます。」の気持ちよく分かります。だから、あえて反発するような事書いたりします(笑)
天邪鬼な私です。

投稿: FUSION | 2006/08/18 21:43

この本知りませんでした~。
最近書店で目に付くのはジャズ系のこの手の本ですが、、、
Jazz Life は休刊となりもうインスト系は虫の息でしたが、
すぐに復活してほっとしていた今日この頃です。
新譜の情報はJazz Life のディスクレビューでしたので楽しみにしています。
このレビューは当初、○星のようなお勧め度があったのでそちらも復活させて欲しいのものです。

投稿: bonejive | 2006/08/18 23:03

自分に文章力がないだけにガイド本は読んでいると楽しいですね。それにほとんどのジャケットがカラーなのが見ていても楽しいんですよね。
発売されてすぐ買いましたが、年表(だったと思う)に間違いをいくつか発見したのが残念でした。増刷改訂版が出ているそうです。

僕にとってフュージョンのガイド本はアドリブ誌でした。参加ミュージシャンや記事で買うレコードを選んでました。音楽を聞かずに買うことが多かったです。

その一つの例がカシオペアですね。
松岡直也&ウィシングもアドリブ誌を見て買いたいと思ったんですけど、レコード発売の少し前にSESSIONで聴くことができました。

投稿: WESING | 2006/08/19 00:39

こんばんは。
私もこのシリーズは何冊か持っています。
愛読書なんですよ。カタログ的に使うには良いですね。
出来る事なら、FUSIONとJ-FUSIONとに分けて出版
してくれたら良いのにと思ってますが・・・。
紹介されているアルバムの中で、今では入手困難な
アルバムを紹介されていると悔しいですよね(笑)

投稿: kaz-shin | 2006/08/19 03:19

bonejiveさんへ。コメント感謝致します。

この本はお奨めします。是非御覧になってください。貴兄ならきっと気に入って下さるはずです。

>新譜の情報はJazz Life のディスクレビューでしたので楽しみにしています。
やはり私も同じです。専門書でないとJAZZ・FUSIONの新譜情報がなかなか入手出来ませんよね(涙)

投稿: FUSION | 2006/08/19 12:10

WESINGさんへ。コメント感謝致します。

やはり持っておられましたか。

>年表(だったと思う)に間違いをいくつか発見したのが残念でした。
え!そうなんですか。全く知りませんでした。鵜呑みにしてはいけないですね(汗)。流石WESINGさん。正確な情報管理に驚くばかりです。

>僕にとってフュージョンのガイド本はアドリブ誌でした。
納得です。以前、土方さんのレヴュー時にアドリブ誌からの情報で強力なフォロー頂いた事を思い出しました。

投稿: FUSION | 2006/08/19 12:18

kaz-shinさんへ。コメント感謝致します。

やはり持っておられましたか。それも複数。
仰るようにカタログ的に使うには良いですね。これもあれも欲しい作品があり期待に胸膨らみます(笑)

>出来る事なら、FUSIONとJ-FUSIONとに分けて出版してくれたら・・・
賛成、大賛成です。各々500作品以上チョイスして出版して欲しいですね。

>今では入手困難なアルバムを紹介されていると悔しいですよね。
わかりますよ、そのお気持ち(涙)

投稿: FUSION | 2006/08/19 12:25

こんばんは。
この本、購入しました。
本当に良い本ですね。
巻末のフュージョンの歴史がとても
興味深く、楽しく読むことができました。
今後ともよろしくお願いします。
また、TBさせて頂きました。
お許しください。

投稿: bonejive | 2006/09/05 22:39

bonejiveさんへ。コメント感謝致します。

TB有難う御座います。
購入されたのですね。気に入って下さった様で安心しました。
また、私のブログまで紹介して頂き、恐縮するばかりです。本当に有難う御座います。

投稿: FUSION | 2006/09/06 17:57

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