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<低音横綱 ネオ・ベース・プロジェクト~日の丸編> 検体番号85

85 今回解析するのは、「ベース・マガジン誌企画アルバム」の<低音横綱 ネオ・ベース・プロジェクト~日の丸編>(1996年発表)です。

このところ横綱の件でワイドショーや週刊誌が大騒ぎですネ。この事態をどう収拾させるのか???相撲の事は全く知らない私がコメントできる立場じゃないのですが・・・でも、こちらの「横綱」なら何とかお話できそうです。
何とか・・・ですけどネ(汗)

01.SPONGE CAKES(青木智仁)
02.G'S TRAIN(江川ほーじん)
03.WORDS OF BASS(江川ほーじん)
04.I'M A MAN(岡沢章)
05.気分(加部正義)
06.逢魔ケ時(加部正義)
07.TEARS OF FIRE(清水輿)
08.BOOST THE BOOTS(清水輿)
09.スタンガン(富倉安生)
10.FONTENINE(水野正敏)
11.嬰(水野正敏)

このアルバムは冒頭に記しました様にベースマガジン誌創刊10周年を記念して企画された日本人のトップ・ベーシスト7人によるコンピレーション・アルバムです。その名前をご覧頂いただけで、この企画の凄さをご理解頂けるかと思います。え!あの方がいない?この方も?・・・それはそれとして・・・心中御察し申し上げます・・・。

01.SPONGE CAKES(青木智仁)
小池修(sax) 小林正広(tp) 梶原順(g) 小野塚晃(key) 青木智仁(b) 石川雅春(d)

タイトルの「SPONGE CAKES」・・・何処かで聴いた事は無いでしょうか?そう、ファンならもうお解かりですね。1997年に発表された青木さんが所属したバンド「SOURCE(ソース)」に収録された曲と同じです(勿論アレンジは違いますが)。実際にこのアルバムに収録された「SPONGE CAKES」も「SOURCE(ソース)」のメンバーによって演奏されています。
さて、曲の方はと言えば・・・曲全体をコントロールする粒の揃った青木さんの2フィンガープレイが実に素晴らしいですね。そのその正確無比なフィンガリングから繰り出されるタイトで流れるようなベース・ラインをより一層明瞭にしています。
しかし、やはり卓越したミュージシャンの集合体だけあって演奏はやはり期待通りの傑作!!!メンバー全員のアグレッシブでスリリングなインプロヴィゼーションの応酬は圧巻!!!ミュージシャン各々がその緊張感を楽しんでいるかの如き様子がこちらにも十分に伝わる素晴らしい作品です。この「低音横綱」のオープニングを飾るに相応しい作品です。
余談ですが、この曲名の「SPONGE CAKES」・・・「TOWER OF POWER(タワー・オブ・タワー)」が1974年に発表した「BACK TO OAKLAND(バック・トゥ・オークランド)」に収録された「SQUIB CAKES」を想い浮かばせる様なサウンドとスタイルですね。以前からロッコ・プレスティアを敬愛していたと言う青木さんらしいタイトル・ネーミングですね。これは青木さんのタワー・オブ・パワーとロッコ・プレスティアに対する respect&answer だと個人的にはそう解釈しているのですが・・・・。

02.G'S TRAIN(江川ほーじん)
江川ほーじん(b.bac-vo,syn-pro) Yukie Kaneda(vo) Sigeru Kurisu(vo) Yoshiyuki Kuroda(d) Takashi Ishikawa(per) Yoichi Kato(g) Naoyuki Osada(cla) Motoyoshi Matsuura(e-pf) Yoshihiko Hashimoto(tb) Kennichiro Naka(tp)

ほーじんさんが「ラリー・グラハム」を敬愛している事は有名ですね。そんな彼が真っ向からそのラリー・グラハムに挑みます。「G'S TRAIN」と言うタイトルとそのファンキー・サウンドは「グラハム・セントラル・ステーション」を彷彿とさせますね。しかしながら、そのサウンドは物まねにあらず!!!ラリー・グラハムの影響を受けた事を隠すこと無く、そのサウンドを再構築し彼自身の音楽に変化させリスナーに届けてくれます。
兎に角、ほーじんさんの活きが良いスラップがはじけまくっています。この躍動感は癖になりそうですネ。キレ味鋭いタイトなサウンドに圧倒させられます。グルーブの塊が洪水の様に押寄せるそのサウンドは、問答無用でファンキー・ミュージックの醍醐味に浸れる作品です。
これは是非にもライヴで聴きたい一曲ですネ!

03.WORDS OF BASS(江川ほーじん)
江川ほーじん(b.bac-vo,syn-pro) Yukie Kaneda(bac-vo) Sigeru Kurisu(bac-vo) Yoshiyuki Kuroda(d) Takashi Ishikawa(per) Yoichi Kato(g) Naoyuki Osada(cla) Motoyoshi Matsuura(e-pf) Yoshihiko Hashimoto(tb) Kennichiro Naka(tp)

トーキング・モジュレータを使用しベースラインをエフェクトさせた独特のサウンドが印象的なナンバーです。タイトルを直訳すると「ベースの発言」・・・実に笑える単刀直入なネーミングもほーじんさんらしいですネ(笑)。昔からよく用いられた手法ですが、ここでは、ほーじんさん特有のトレブリーで粘りのあるスラップと合さり絶妙なサウンドとグルーヴ感を創り出しています。しかし、聴けば聴くほどに、そのベース・サウンドとプレイから放たれる激しさと野性味溢れる力強さを実感できます。
前曲の「G'S TRAIN」にも言える事ですが、自己の感性に忠実な演奏スタイルと楽曲が「江川ほーじん」さん最大の魅力だと認識させられる作品です。

04.I'M A MAN(岡沢章)
倉田信雄(key, bac-vo) 渡嘉敷祐一(d) 石山実穂(per, bac-vo) Takashi Watanabe(per) 松木恒秀(g) 岡沢章(b)

岡沢章さん・・・言わずと知れた日本音楽シーンにおいて多大なる足跡と多くの名演を残してきた偉大なるベーシストですね。彼の名を知らなくても多くの方々が必ず岡沢さんのベースを無意識に聴いているのですから・・・。そんなスタジオ・シーンの重鎮がどんなサウンドを繰広げるのかと思ったら、是がなんと岡沢さん自身のボーカル・ナンバーでスティーヴ・ウインウッドの「I'M A MAN」をカバーしたのでした。しかし、この選択は多くの歌伴をしてきた彼だからこそとも言える納得の一曲ですね。実にソウルフルでシンプルさの中にもパワフルでワイルドを感じるストレートなナンバーです。ボトム重視の無駄を一切省いたそのグルーヴ感漲るベースは聴いていて強力な説得力を感じるのです。そこには堅実な職人気質といったモノを随所に感じますね。そして、何より余裕と言ったものがこの楽曲により一層の深みを加味しているように思えます。ベースとは何たるかを考えさせられる一曲です。
また、松木さんのブルージーでストイックなプレイと燻し銀とも言えるバッキングとオブリガート・フレーズ・・・これまた実に素晴らしいですね。

05.気分(加部正義)
Hiroshi Ohguchi(d) 加部正義(b,g) 篠原信彦(key)

加部正義(ルイズルイス加部)さん、元ゴールデン・カップス、ジョニールイス&チャー、ピンク・クラウドのベーシストとして有名ですね。この方、実にカッコいいですね。それはルックスもさる事ながら、やはり日本のロックを体現出来る貴重なミュージシャンの一人ですから・・・やはりカッコいいですね(笑)。
そんな彼のこと、ストレートなロックを・・・と思いきや、是が実にアンダーグランド的でマニアックな異端性を感じさせるサウンドを響かせています。荘厳な雰囲気を漂わす、チョッと近寄りがたい楽曲ですね。聴いているとトランス状態に陥るようなそんな危なさを秘めていますネ。実に個性的なフレーズが御経の様に漂っています。タイトルの「気分」が示すかの様に直感的なインスピレーションをそのまま表現した様なプレイスタイルは彼の独壇場と言ったところですね。

06.逢魔ケ時(加部正義)
Hiroshi Ohguchi(d) 加部正義(b,g) Nobuhiko Shinohara(key)

タイトルの「逢魔ケ時」・・・黄昏時の事を意味するようですが、実にその雰囲気を上手く表現したサウンドを響かせています。加部さんの中域の膨らんだ暖かいベース・サウンドがファンタスティックで何処か幻想的なそのサウンドによって優しい中にも陰影とも言える深い翳りと愁いを上手く演出しています。独特の浮遊感によって虚空の世界へ引き込んでくれる内省的な楽曲ですね。しかし何故か哀感一杯で胸に染みます。不思議な作品です。派手さはありませんが、自己を表現する為に彼だけが演奏出来る曲なのかも知れませんね。
因みに逢魔ケ時とは・・・現世とあの世が最も近づく時・・・と言う意味でもあるそうです。

07.TEARS OF FIRE(清水輿)
清水輿(b) James E.Gadson(d) Yoshio Shirohata(g) 中村建治(pf) 横山貴生(sax)

ご存知、ナニワ・エキスプレス(NANIWA EXPRESS。再結成後の現在はNANIWA EXP)のリーダー&ベーシストとして有名ですね。「HUMAN SOUL」や「BAND of PLEASURE」の活躍も勿論に有名ですね。ここでも実にブルージーなサウンドを響かせています。素朴なバラードですが、その歌心溢れるハートフルでセクシーなサウンドは絶品です。そして、何より清水さんのベースから紡ぎ出されるフレーズは抑揚が在り、語りかける様な存在感をも覚えます。
R&Bをこよなく愛する清水さんらしいナンバーですね。「HUMAN SOUL」や「BAND of PLEASURE」でもそうでしたが、彼の音楽観はやはり黒人音楽をルーツにしたものだと言う事を改めて認識した一曲でもあります。そう言った意味でも清水輿さんのダンディズムと言った面を見せ付けられた作品でもありますね。

08.BOOST THE BOOTS(清水輿)
清水輿(b) James E.Gadson(d) Yoshio Shirohata(g) 中村建治(org)

前曲とは趣向を変えて、今度はブラック・コンテンポラリーよろしくファンキーなナンバーを披露しています。粘りの有るタイトなミディアム・テンポのナンバーを自在に操るかのごとくパワフルでソリッドなスラップが冴え渡りますね。また、彼独特のタイム感とJames E.Gadsonの実に重たいビートが合わさり卓越したノリを生み出しています。この二人の相性はやはり抜群ですね。ファンキー・ビートに乗ったリズミックなプレイはやはり気持ちが良く爽快ですね。

09.スタンガン(富倉安生)
富倉安生(b) 坂本昌之(key) 古川望(g) 河野道生(d) KIKI(vo)

実はこのアルバムで一番聴きたかったのが、富倉安生さんの作品だったりします。彼のプレイは「KEEP」で衝撃を受け、私の中では絶対に無視出来ない存在になったのです。そんか彼がどんなサウンドを聴かせてくれるのか・・・ワクワクするばかりでしたが、結果は・・・やはり富倉安生さんのベース・・・大好きです!(笑)
さて、そのサウンドはと言うと・・・これが実に前衛的ともいえるプログレッシブなサウンドで、期待通りに素晴らしいの一言。タイトルの「スタンガン」からして危ない香りを放っていましたから(笑)。独特なメロディーとアレンジが作品全体を支配するなか、彼のベースは彷徨うかのごとく独特の浮遊感を漂わせています。しかし、確かな重量感を失うこと無くスウィートなクリーントーンでメロディーとボトムを自在に行き交う様は絶品です。彼らにしか構築出来ない独自のスリリングとも言える世界を繰広げています。本当に不思議なミスティシズムとも言えるその比類なきサウンドにいつの間にか引き込まれてしまい、この作品を聴いている間、時間歪曲を体感できます。凄い作品です!!!!
また、ここでもう一つ注目して頂きたいのが古川望さんのギターです。アラン・ホールズワースのギターを理論的に解析をさせたらその右に出るものはいないとまで言われた彼ですが、彼自身のプレイにはその面影をあまり見せません。しかし、ここではアラン・ホールズワースばりのその驚異的に難解なフレーズとリックをサラリと聴かせてしまう古川望さんのプレイも凄いです(ソロが短いのがチョッと残念)。また、バッキングのセンスも抜群です。彼のファンは必聴ですね。
余談ですが、このアルバムでのクレジットは「TOMIKURA BAND」となっていますが、実質的には、その後名前を代えた「MAGRITTE VOICE(マグリット・ヴォイス)」(ボーカルはTAUKOさんになります)での演奏になります。

10.FONTENINE(水野正敏)
水野正敏(b)

ご存知、FRAGILE(フラジャイル)、METHOD(メソッド)、3×3、前出の江川ほーじんさんとのユニットPortfolioと ザ・ダブラーズ、そして・・・ポンタ・ボックスの初代ベーシスト(と言うよりはこのバンドの創設者)水野さんの登場です。
音の伸びと粒立ちが抜群のフレットレス・ベースサウンドを活かした、独自の過剰な感情を抑えたストイックなまでの世界を構築していますね。透明さが加味され、スペーシーな美しいサウンドを響かせています。彼独自の世界観から創造されたサウンドは実に幻想的で孤高の存在感をこのアルバムに刻み込んでいます。荘厳な雰囲気を漂わせながらも叙情的で洗練された美しい曲造りに彼の美学を感じますね。

11.嬰(水野正敏)
水野正敏(b)

この曲、実は水野さん一人でダイビングして作成された様です。ベースは勿論、ディストーション・ギターの様に聴こえる箇所、そしてドラム・パーカションサウンドも全てベース一本で奏でられたようです。
特に、この広がりの在る壮大な空間を引き裂くか鬼気迫るファズ・ベースサウンドから放たれるフレーズはモノマニーさえ感じさせます。しかし、それと対比するかの如き実にボトムを縦横無尽に蠢く気品高い極上のベース・サウンドによって斬新で比類なき作品として存在させています。この二つをシンクロさせる事により、異なった素材を幾重にも積み重ね一つの作品として成立させた構造性を感じますね。しかし、それだけではなく、彼本来の持ち味とも言える肌理の細やかな感情表現が全く失われたいない点は流石ですね。ベーシスト、そしてコンポーザーとしてその手腕を遺憾なく発揮した作品です。

☆☆☆ ここが私的FUSION(フュージョン) ☆☆☆

このアルバムを聴くにあたり、日本のトップ・ミュージシャンとも言えるベーシストが一同に会した作品です。勿論テクニックを思う存分に堪能するのもよいでしょう。しかし、テクニックの優劣ではなく別の視点でこのアルバを捉えたいですね。むしろ、参加メンバー各々がそんな観点からこのアルバム作りに取り組んではいない事は何度か聴くと直ぐに理解できるはずですが・・・。

ベースとはそのミュージシャンの個性をプレイに反映させるのが実に難しい楽器だと思います。確かに過去の歴史を振り返ると、個性=奏法(スラップ、ハーモニクス、フレットレスetc)だったりする面が多々あります。しかし、その奏法に確かなる歌心やグルーヴが併せ持てなければ、単なるハッタリだけで終わってしまいます。また、如何に素晴らしい楽曲であろうとも、その曲を根底で支えるベースの力量によってその曲が、がらりと変わってしまいます。言い換えればその楽曲全てを支配する力を持っていると言っても過言ではないでしょう。歴史に名を刻んだ偉大なベーシストは何れもその奏法だけに囚われず、素晴らしいサウンドと、楽曲をコントロールだけの類稀な存在感を多くのアルバムに刻み込んで我々に届けてくれてくれました。
そんな過去の偉大なるミュージシャンをリスペクトしながらも皆さんが自分のサウンドを創り出されているのには本当に素晴らしいですね。

ここに集結した7人のベーシスト各々の個性が、それぞれの楽曲に顕著に現れています。それは言い換えると彼達の体に染み込んだルーツといったものを感じるには最高のアルバムなのかもしれませんね。勿論この作品に見られたものが全てだなどとは全く持って思いませんが、それでもやはり彼達のそんなルーツやマテリアルの断片を窺い知るには格好のアルバムと言えるのではないでしょうか。

このアルバムに収録されたベーシスト達の演奏やサウンドを聴くにつれ、企画アルバムによく見受けられる日和見的なサウンドなどでは決してなく、自己の感性を直接描写したかの如きサウンドは彼達のその時点においてのベースに対する考え方を明確化したアルバムと思えるのです。そして各々の楽曲にそのミュージシャンが持つ独特で特有のウネリやグルーヴ感がよく表現されています。また、ここに集結したベーシスト達は個々の活動からも分かるように自己のサウンドを持った方ばかりです。そして、何よりも自分の演りたい音楽は何なのかを確固として持ち、それを貫ける頑固者(褒め言葉です)ばかりですね。

ベースとは何たるか・・・7人7様の観点と理論と、そしてその素晴らしい演奏の全てから多くの答えを見つけられる筈です。

☆☆☆ 以上が私的FUSION(フュージョン) ☆☆☆

***1996年のヒット曲*** アジアの純真 、PRIDE 、ガッツだぜ!、Forever Love

それじゃ。また。

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コメント

雑誌の企画自体はフュージョンとは関係ないのかもしれませんが、やっぱりベースという楽器に光が当たる音楽といったら「フュージョン」ですよね!

投稿: 猫ケーキ | 2007/09/03 06:38

お邪魔いたします。
「・・・楽曲全てを支配する力を持っている・・・」と言うのはまさに仰る通りですね。ベーシストの音の選択でその曲を決定づけるコードやコード進行が決まりますし、また同じようにリズムも決まってしまいます。全体的な雰囲気もベースのラインひとつで決定づけられることがありますよね。派手なスラップなども確かに良いのですが、地味に演奏してメロディを際立たせて、ソリストを気持ちよくさせることができるか?がベーシストの力だと想います。

投稿: ayuki | 2007/09/03 07:09

ayukiさんへ。コメント感謝致します。

やはりベースという楽器はその微妙なグルーヴの仕方によってその曲調がガラリと変化してしまいますよネ。勿論、アンサンブルがしっかりしてのことですが・・・。またその曲の屋台骨や土台と言えるセクション故、やはり仰る様に安心感の有る「地味に演奏してメロディを際立たせて、ソリストを気持ちよくさせることができるか?がベーシストの力だと想います。」・・・その通りだと思います。でも誰かさん?の様なハチャメチャなベースも大好きなんですけでネ(笑)

投稿: FUSION | 2007/09/03 17:44

猫ケーキさんへ。コメント感謝致します。

>やっぱりベースという楽器に光が当たる音楽といったら「フュージョン」ですよね!
私も確かにそう思います。しかし、残念な事に発売されたアルバム等を見ると何故かベースに焦点を絞ったアルバムがあまり見受けられないと思っていたところにこの作品が・・・喜び飛びついてしまいました。正直、最初はど派手なチョッパー合戦とか過激な肉弾戦とか期待したのですが(笑)
やはりベースとはその楽器が持つ特異的な性質が故、ソリストになりづらい楽器だと思います・・・が、今回紹介したアルバムは派手なソロと言うよりも、そのアンサンブルとグルーヴ感に魅力を感じる作品が多く並びます。やはりベースとは何たるかを誇示した好盤だと思います。

余談ですが、こんな作品など面白いと思うのですが・・・手前味噌ですが宜しかったら・・・
http://fusion.cocolog-nifty.com/photos/cd/f0037.html

投稿: FUSION | 2007/09/03 17:54

同じ音楽を何度も聞くということがほとんど無くなった時代です。
SOURCEはSESSION'95に登場したのをチェックしましたが、「SPONGE CAKES」も演奏されました。
その後「低音横綱」と「SOURCE」がリリースされてCDも買ったけど、すでに聞いていた曲だとまったく気がつかずでした。(^_^;

投稿: WESING | 2007/09/03 21:47

WESINGさんへ。コメント感謝致します。

「SPONGE CAKES」両方のヴァージョン、そしてなんとライヴ音源まで・・・流石WESINGさんですね!確かにアレンジとテンポが大分違っていて、私も最初「???何処かで聴いた様な???」でした(笑)このアルバムに収録されたから後のSOURCEに収録された方は「スペシャル・ボーナス・トラック」とクレジットされたのでしょうか?謎です?
でも両方素晴らしい作品に違いありませんネ。

投稿: FUSION | 2007/09/03 22:08

FUSIONさんこんばんは!(・∀・)

今回はベーシストが主役のアルバムですね!
(元)ベーシストの私としては「コレは必読!」という事
で読み進めていったら…いやぁ…参りました。(・ω・;)

『確かな歌心とグルーヴがなければ単なるハッタリ』…
…そうですよねえ。ベーシストは、メロディとリズムを繋ぐ
唯一のパートですから、どちらかの要素が少しでも欠けて
いたら失格ですもんね。どっちも欠けていた(笑)私として
は、見事にバッサリ斬られた気分です。(ズバッ!)

カシオペアがジンサクと並立して以来、国内アーティストの
作品とは疎遠になりがちだったので、ここらでもう一度チェッ
クしてみた方がいいかもしれませんね。

ウチの近くのタワレコに置いてあるかな??
ではでは…(・∀・)

投稿: ヤセガエル | 2007/09/03 23:34

ヤセガエルさんへ。コメント感謝致します。

>『確かな歌心とグルーヴがなければ単なるハッタリ』…
何だか偉そうなレヴューをしてしまいましたね。チョッと反省してます。正直、私も現在ベースに目覚めたので如実に感じている事だったりします。でも「アマチュアはそれで楽しければ自己満足で良いんじゃないか?」なんて嘯いている私です(笑)

>ベーシストは、メロディとリズムを繋ぐ唯一のパートですから、どちらかの要素が少しでも欠けていたら失格ですもんね
良いお言葉ですね・・・確かに!実に名言ですね。

投稿: FUSION | 2007/09/04 19:22

こんばんは☆
このタイトル、おもしろいですよね^^
私はこの中で清水興さんしか知らないのです。
もっともっと勉強しなくてはいけませんよね(笑)
コメントに書かれてる「誰かさんのようなハチャメチャなベース」ってどなたのことか、どんなベースなのか、とても気になります。

投稿: よっこ | 2007/09/09 00:23

よっこさんへ。コメント感謝致します。

確かに「低音横綱」面白いタイトルですネ。でもサウンドは本当に真面目に音楽を聴かせてくれる素晴らしいアルバムです。機会が有りましたら是非!
>「誰かさんのようなハチャメチャなベース」
これはですね・・・あえて名を伏せておきますネ(笑)

投稿: FUSION | 2007/09/09 10:50

こんにちは。
岡澤章さんのプレイですごいのが、
ご存知だと思いますが、
1973年の『ライブ'73』よしだたくろう
です。
ここでの田中清司さんとのコンビは強力です。

投稿: Sken | 2008/02/13 18:31

Skenさんへ。コメント感謝致します。

元来、私フォークソング少年だったもので「ライブ'73」知っていますが、正直たくろうさんはあまり聴かなかったので(汗&恥)・・・そうですか・・・あの演奏は岡沢さんと田中さんでしたか!このアルバムを聴いた当時はまだミュージシャンのクレジットなど全く気にせず聴いていたのですが・・・情報有難う御座いました。久々に昔のカセット・テープ探して聴いてみます。

投稿: FUSION | 2008/02/13 19:11

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