櫻井哲夫さん(1986年)の作品。
ご存知、元カシオペアのベーシスト。彼のファースト・ソロです。
カシオペアでの絶頂期に発売された作品ですが、カシオペアでの彼とは全く違った一面を見せてくれたアルバムです。
全9曲中、ボーカル・ナンバーが5曲収録されていますが、このナンバーがAOR、J-ポップ、ニューミュージック、歌謡曲・・・等のスタイルで歌われています。これにはチョッとビックリですね。この為か、当時ファンの間では賛否両論がありました。
インスト系の楽曲は、流石にカシオペア的なサウンドを漂わせつつも、キャッチャーなメロディーと豪華なミュージシャンにより実に安心して聴ける作品が魅力的ですね。
ベースに関して言えば、楽曲を優先した為、弾きまくりと言う場面はあまり登場しません。しかし、その為彼の考える音楽像において、彼のベーシストとしての考えが伝わってきますね。
作曲は全て櫻井さんで、アレンジを鳥山雄司さん、井上 鑑さんが手がけています。参加ミュージシャンは、和田アキラさん、青山純さん、橋本一子さん、松下誠さん、吉川忠英さん、森村健さん、仙波清彦さん、など等、実に興味深いメンバーですね。
全体にポップな傾向が強く、フュージョンファンだけじゃなく一般のリスナーにも充分アピールできるアルバムです。