ロベン・フォード(1988年発表)の作品。
このアルバムはロベンの身上となるブルースを機軸とした実に興味深い作品です。全9曲中、8曲が彼自身のボーカルナンバーです。
そこにはブルースナンバーな勿論、ロックンロール、ロカビリー、AORといった曲調のナンバーが並びます。そして、彼自身のボーカルはどちらかと言うとブルース本来のもつ泥臭さは感じられなく、実にポップな感覚と力強さを併せ持ったダイナミックかつ爽快な歌声で魅了します。
さて、気になるギター・サウンドはと言うと・・・是が絶品!!!ウォームでヌケの良いライトなオーバードライブサウンド奏でられるノーギミックのストレートなサウンドと類稀な歌心が一体となり、まさに「ギターが歌う」と言う言葉がピッタリです。ただただ聴き惚れるばかりで、嫉妬すら覚えます。個人的に理想とするギター・サウンドとスタイルがこのアルバムにあります。
また、参加ミュージシャンもROSCOE BECK、VINNIE COLAIUTA、RUSSELL FERRANTE、そしてJEFF PORCARO等、納得のメンバーです(笑)。特にジェフ・ポーカロ(ポカーロ)は「I GOT OVER IT」にのみ参加となりますが、彼らしいビートを響かせています。やはり彼のハネた8ビートは素晴らしいですね。
そんななか、今やブルースのスタンダード・ナンバーとも言える「BORN UNDER THE BAD SIGN」(悪い星の下に)のカバーがキラリと光ますね。
後の "ブルー・ライン"の布石となる記念すべきアルバムと同時に、傑作とも言える作品です。